未経験で業界に飛び込んだのでそもそも知り合いがいません。
そんな時、ある大先輩に知り合うことができました。
話をお聞きすると、参考になることばかり。そしてパワーもいただきました。
出会いは賀詞交換会
2025年の年明け。宅建業界の賀詞交換会がありました。
結婚披露宴の巨大バージョンのようなスタイルで、
丸いテーブルに8人が座って、食事をしながら情報を交換するというものでした。
その席で隣にいらっしゃったのが業界歴30年の方でした。
もの腰も柔らかく、いろいろと話しかけてくださいました。
人脈もなく、この業界に飛び込んでしまったので、
まずは知り合いを増やそうと、さまざまな会に参加してみようと思っています。
その一つとして、この賀詞交換会にも参加させてもらいました。
知り合いもいないので、とにかく名刺交換をさせていただくしかありません。
その際に少しでもお話をお聞きして知識を蓄えようと思っています。
そんななかで、出会ったのがこの方でした。
この方も約30年前に未経験で不動産会社を始めたとのことでした。
なので大先輩と呼ばせていただきます。
「いい仕事を選んでくれました」
この日、大先輩がしてくださったお話しでもっとも印象に残ったのが、
「本当にいい仕事を選んでくれました」という言葉です。
それはもちろん大先輩はご自身の成功があってのことなのですが、
不動産業界は「儲かる」という意味での「いい仕事」ということです。
サラリーマンを早期退職して、この仕事を選んだのは「正解」ですよ。
というお言葉です。
実に単純ですが、「自分の選んだ道は間違っていないのだ」と、
パワーをいただくことができました。
その席で、大先輩に「事務所にいらっしゃい」とお誘いを受けました。
ありがたいことです。
事務所で聞く創業時のこと
ということで、数日後、お邪魔させていただくことにしました。
同じ最寄り駅の改札を出てすぐのところに大先輩は事務所を構えています。
「本当に来てしまいました」と、お訪ねすると、
「よくいらっしゃいました」と快く迎え入れていただきました。
そこで、大先輩の創業時のお話しをお聞きしました。
それまではサラリーマンをされていたのですが、
ご実家が都心から郊外に移られるのを契機に、一念発起して不動産業を始められたとのことでした。
最初は書類の形式もわからないところから始まって、勉強もいろいろされて
ビジネスを軌道に乗せていかれたようです。
ピークは過ぎていたとはいえ、バブルの余波もあったのだと思います。
成功の極意を聞く
そしてこの商売はとにかく誠意だとおっしゃいました。
「お客さんにとって何が本当にいいことなのか」を考えていなければ、信頼されない。
自分の利益を考えているだけではダメだ。この業界はそういう人が多すぎる。
などなど、身に染みる言葉をいただきました。
そして誠意を持って仕事をすれば、間違いなく成功する。
「あなたなら大丈夫だ」とも言っていただきました。
本当にありがたいことです。
大先輩の起業時と今とでは、環境は大きく違っていると思います。
不動産業界は周辺サービスも含めてレッドの中のレッドオーシャンです。
でも、その中でもやっていける道筋はあるはずです。
いただいたお言葉を胸に、
レッドオーシャンの中のブルーオーシャンを見つけます。