商標登録出願が拒絶されました

仕事の話

特許庁から「拒絶理由通知書」という恐ろしげなタイトルの書類が届きました。
半年ほど前に商標登録の出願をしていたのですが、「拒絶」されてしまったようです。
なかなかうまくいきません。。


「恐ろしい」書類が届きました

5月半ば。書留郵便が届いたので受け取ってみると、特許庁からの書類でした。

半年ほど前に会社ロゴの商標登録を申請したので、その結果がでたようです。
   →出願の経緯はこちらのコラム「商標登録にトライしてみました」

ドキドキしながら、それでもけっこう期待しながら封筒を開けてみると・・
なんと「拒絶理由通知書」

ダメだったようです。がっかりです。

このところいろいろとついていないことが多かったのですが、
さらに追い討ちをかけられました。
この歳にしてこれほど落ち込むことってありますか?

その日は、中身を見る元気もなかったので「なかったこと」にしました。
いわゆる「逃避」です。

なぜ「拒絶」されてしまったのか

翌日。
まあ、中身を見てみないと始まらないので、書類を読んでみることにします。

かなりの分量があります。
まずは拒絶、つまりなぜ申請が認められないかの理由がつらつらと書いてあります。

そして、それに対して意見、つまり反論があれば、40日以内に「意見書」を提出せよとのこと。
意見書の提出があった時は、再度審査するとあります。

おお、まだチャンスはあるとうことでしょうか。
とはいえ、なんだか面倒くさいことになってきました。
いよいよ専門業者に依頼しないとダメなのかと、どんよりした気分になってきます。

拒絶理由は、商標法の何条に基づいて認められないということが、難しい言葉で書かれています。
自分なりに解釈してみると、「指定役務」という業務の内容があるのですが、
それが一部分だけ引っ掛かっているようです。

意外と「親切な」ご案内でした

そして、書類を読み進めると、希望の光がちょっと見えてきました。
優しい心遣いが各所に見えるのです。

「拒絶理由通知書をはじめて受け取る方へ」なんて書面があります。
「商標登録出願をした多くの方が受け取る書類です。
 諦めずに、拒絶理由通知書に記載された応答期間に対応しましょう。」
などと書いてありました。

さらに、「ひとりでがんばる知財担当者の方へ」という「お助けサイト」の案内もあります。

そして、親切なことに修正案」も書いてくれていますし、
問い合わせ先の審査官や電話番号まで書いてありました。

お堅い役所に見えて、けっこう優しいじゃないですか。
なんと、ありがたい!

専門家に頼むしかないのか

さて、意見書を書くとなると、そもそも書いたことがないですし、書き方がわかりません。
文章を作ることはできると思いますが、
いわゆる「書式」「論理構成」などのお作法がありそうです。

「ああ、こういう時のために弁理士が存在しているんだなあ」と納得しました。
ただ弁理士に依頼すると数万円から10数万円の報酬を支払うことになってしまいます。
それを避けるために、自力で出願したのに。。

ネットで「商標登録出願、拒絶」で調べてみます。

意見書を書くのはやはり専門家に依頼した方が、再審査で認められる可能性が高いようです。
ただ、意見書は反論する時に出すもので、
申請内容を補正(修正)するだけなら、補正用の書類を提出すればよいようです。

それを早く教えてくださいよ。という感じです。
こちらとしては別に反論したいわけではなく、
せっかく修正案も示してくれているのですから、それに沿って修正しますよ。
という気持ちです。

弁理士に依頼しなくてもなんとかなるかもしれません。

再トライをしてみます

ということで、「手続補正書」という書類を提出することにしました。
念のため、特許庁に問い合わせをして確認はしてみるつもりです。。

期限が40日以内なので、できるだけ早くやってみます。
この補正で果たしてどうなるか。そして再審査に時間はどれくらいかかるのか。
なんせすでに半年たっていますから。

不安だらけではありますが、ちょっとだけ楽しみでもあります。


タイトルとURLをコピーしました